蒼穹のファフナー THE BEYOND

  • Tweet
  • Facebook

SPECIAL

2019.05.31

「蒼穹のファフナー THE BEYOND」第一話、第二話、第三話
5/19(日)新宿ピカデリー 舞台挨拶レポート

5月17日(金)より劇場先行上映が開始となった「蒼穹のファフナー THE BEYOND」第一話「蒼穹作戦」第二話「楽園の子」第三話「運命の器」。
先行上映3日目を迎えた5月19日(日)、新宿ピカデリーにて真壁一騎役・石井 真、御門零央役・島﨑信長、水鏡美三香役・石川由依の3名が登壇しての舞台挨拶が開催された。この回は本編上映後の舞台挨拶ということで、ネタバレOKの自由なトークとなった。

衝撃的な展開が繰り広げられた本編終了直後、未だ驚きと興奮が冷めやらぬ様子の劇場へキャスト陣が登場すると、客席からは盛大な拍手が沸き起こる。
まず、「蒼穹のファフナー」シリーズの続編として、新たな物語が制作されることを聞いたときの印象や作品の感想を尋ねられる。キャスト陣は、前作「EXODUS」の終わり方から続きがあるはずだと予想していた様子。石川は、新作について嬉しく思う反面、再び辛い戦いが始まってしまう苦しさもあったと、常に痛みと隣り合わせにある「ファフナー」らしい複雑な心境を抱いていたようだ。それでも、「THE BEYOND」第一話のアフレコ時には、冒頭からいきなり激しい戦闘が繰り広げられる展開に「私たちが知らない間にもずっと戦っていたんだなと思って、胸に来るものがありました」と、収録当時の思い出を語った。

前作から数年が経過し、各キャラクターの成長や変化も見られた「THE BEYOND」。自身が演じるキャラクターの変化について、以前からは想像もつかないような姿へと成長を遂げた零央に対し、演じている島﨑もPVを見た際には一瞬「誰?!」と思ったほどだと言う。「背は小さいけれど心は最強の男前だった零央くんが、見事に成長してめちゃくちゃ男前になりました!」と、前作よりも大人になったキャラクターを演じるのを非常に楽しみにしていたことを話した。
また、真壁一騎も今作までに様々な面での変化が生じていることを感じさせるキャラクター。石井自身も今までの“真壁一騎”像を拭い去れない部分もあるとし、演じる上での苦労も多かったと明かす。「これから彼がどういう方向に向かっていくのか、一緒に見届けてほしい」と投げかけた。そんな中、以前と変わらず明るい美三香の存在が癒しになっているという声も。その他にも、遠見真矢や鏑木 彗、Alvisの大人たちなど、内面や外見においてキャラクターの変化を見ることができるので、そちらは是非本編にて確認していただきたい。

そして、「THE BEYOND」で最も大きく変化した人物といえば、外見だけでなく内面も異なるキャラクターとして本作に登場している皆城総士。総士と対峙する立場である石井は、過去シリーズの総士とは別のキャラクターとして接しているという。そんな新しい存在ではありつつも、総士へ対する思いはシリーズ通してブレずに1本通ったものを持って演じていると話す。また、総士を演じる喜安浩平については、これまでにはない無邪気さを持った総士というキャラクターを演じるのは大変そうだが、楽しんでいるところもあると思うと予想していた。
その他、先日発売となった「蒼穹のファフナー」シリーズ初のLINEスタンプについての話題も。「あなたはそこにいますか」「交戦規定アルファを発令します」などおなじみの名台詞の数々に、キャスト陣からは「使い勝手が難しい」「厳しい内容が多い」というツッコミが口々に飛び出した。

シリアスな内容の本編でありながらも、「蒼穹のファフナー」のイベントらしい和気藹々とした雰囲気で進んだ舞台挨拶は、登壇者3名から観客へのメッセージで締めくくられた。

石川由依 「『THE BEYOND』、ついに始まりました!こんなに長く続いている作品に、自分も『EXODUS』から続けて出演させていただけるのは本当に嬉しいです。これからどうなるか全貌はまだわかりませんが、精一杯美三香として生き抜いていけたらなと思っています。物語はまだまだ続いていきますが、きっと希望が描かれていると信じて、これからも演じていきたいと思います!何度も見ていただくことできっと新たな発見がある作品になっていますので、是非長く楽しんでいただきたいです!」

島﨑信長 「本当にファフナーは面白くて、長く愛され続けている理由もわかります。作品を愛せば愛すほどちゃんと中身で応えてくれるというのは、本当に素晴らしいことだと思いますし、僕自身もそういった作品がすごく好きです。真っ直ぐでかっこいい御門零央というキャラクターも大好きで、更に今回は見た目もめちゃくちゃかっこよくなっていて。そんな零央の活躍や、零央と美三香がどうなるかにも注目しつつ、みんなが幸せな結末を掴みとれるように零央と一緒に戦っていきます!」

石井 真 「これから先一騎がどうなっていくのか、第三話までを見ていろいろと思うところはありますが、行く末に対して覚悟は持っています。でもそれは、絶対に何らかの希望はあると信じた上での覚悟です。新しい“皆城総士”を中心として繰り広げられていく物語、そして島の人たちがどうなっていくのか、どうか最後まで追いかけていただけたら本当に嬉しいです。また12話が終わる頃に、こうして皆さんとお話しできたらいいなと思っています!」

さらに、この日の最後におこなわれた舞台挨拶では、嬉しいビッグサプライズが!当初、石井 真1名での出演が予定されていたが、なんと皆城総士役の喜安浩平が急遽登場!自身の舞台公演真っ最中の多忙を極める中で合間を縫い、駆けつけた。「蒼穹のファフナー」シリーズの中心的存在である2人揃っての登壇に、会場に集まったファンからは歓喜の声が上がる。
今作で、生まれ変わった姿の新しい“皆城総士”を見事に演じ上げた喜安に対し、石井と会場からは惜しみない称賛が。喜安は、新たにキャラクターを作り上げる難しさを話しながらも、「現場の空気が俳優の扉を開ける」とアフレコ当時の思い出を振り返る。また、一つの作品で2つの人生を掘り下げて演じられることは幸運なことだと、喜びの思いを語っていた。更に、「THE BEYOND」での互いのキャラクターについては、総士は「左目に傷のある総士とは全く違う。真っ白、無垢(石井)」、一騎は「ベスト・オブ・不器用(喜安)」とそれぞれの印象を明らかにした。
終始、約15年の長きに渡ってシリーズを作り上げてきた2人らしい、息の合ったトークが繰り広げられた。

PAGE TOP