第三話「運命の器」
島の外から来た男に大切な妹を殺され、住んでいた島を破壊された総士は、彼の話に耳を貸そうとしない。
一騎は彼を眠らせ、美羽たちにあとを託す。
やがて目を覚ました総士は、島の人々――特に一騎に反発し、反抗的な態度をとる。
史彦らは、この世界こそが現実なのだと総士を説得しようとするが……。
3年もの歳月をかけてようやく取り戻した、竜宮島へと続く道標。
だが、彼の心は未だ偽りの島に取り残されたままで……。