第七話「帰らぬ人となりて」
艦底からアショーカの守りを打ち消し、CDCへの侵入経路を確保したマリス。
そのマリスを急襲する総士。
かつての親友と決着を付けたいという気持ちと、マリスの能力が島の防衛を危うくしているという核心が彼を駆り立てる。
一方、陸上では、千鶴によって命を繋いだ史彦が、えぐり取られた空間を悲痛な面持ちで見つめていた……。
ベノン軍の奇策とも言える破壊工作で島が沈みかける中、予定されていた目覚めの時が近づく。
その器は島に何をもたらすのか。